株式会社セルシス

セルシスは、アニメーション制作をはじめとする現場で、制作工程のデジタル化と効率化の支援を目的に、汎用デジタルタイムシート情報ファイル形式「xdts」を提供しています。

「xdts」は、特定のソフトウェアに依存しない、誰でも開発・実装が可能なオープンフォーマットです。この汎用ファイルの活用により、商業アニメーションなどの作品制作において、様々な工程管理ツールとの連携を強化し、アニメーション制作のワークフロー全体が最適化され、生産性の向上が期待できます。
 

 

• 制作ツールを問わないスムーズなデータ連携で、定型業務を自動化

デジタルタイムシートの情報を、共通フォーマットでやりとりできるため、異なるツール間やシステムでもスムーズにデータを連携させることができます。自動化ツールやスクリプトを活用し、工程の自動チェックやタイムシートの生成も可能になり、管理コストの削減と生産性の向上を実現します。
 

• デジタル制作フローへの対応

「xdts」ファイルの公開に合わせて、セルシスと共にアニメーション制作の汎用的で柔軟なワークフローの構築に向けた実証実験に取り組んだ、東映アニメーション開発の「東映アニメーション デジタルタイムシート」を無償公開しています。アニメーターに馴染みの深い、タイミングや指示をタイムシートで確認しながら作業を進めていくワークフローをデジタル制作上でも構築し、アニメーション制作のスムーズなDX化に貢献します。
https://www.clipstudio.net/ja/dl/toeianimation/
 

• アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」での読み込み・書き出しが可能

商業アニメーション制作現場でも制作アプリとして活用されている「CLIP STUDIO PAINT」で、「xdts」ファイルの読み込み・書き出しが可能です。

2019年より提供している汎用デジタルタイムシート情報ファイル形式「xdts」は、アニメーション制作の現場をはじめとする、幅広いクリエイティブ分野でご活用いただいています。今後もセルシスは、制作環境の向上に貢献すべく、継続的な更新を実施してまいります。
 

• 東映アニメーション株式会社：セルシスとのアニメーション制作における汎用的で柔軟なワークフローの構築に向けた実証実験を開始。「xdts」を利用できる「東映アニメーションデジタルタイムシート」を開発

  （詳細：https://www.celsys.com/topic/20180914）
   
• 日本アニメーション株式会社：デジタルアニメーション制作工程に採用
  （詳細：https://tips.clip-studio.com/ja-jp/articles/1370?org=1）
   
• studio MOTHER株式会社：デジタルアニメーション制作工程に採用
  （詳細：https://www.celsys.com/clipsolution/actf/）
   
• OpenToonz：スタジオジブリで磨かれたアニメーション制作ソフト「OpenToonz」と連携できる、「xdts」を使用したタイムシートビューア「XDTS Viewer」を開発
  （詳細：https://opentoonz.github.io/download/xdts_viewer.html）
   
• メモリーテック株式会社：経産省事業のデジタル制作工程管理システムの開発検討時に対応
  （詳細：https://www.celsys.com/topic/20200221）